『言葉』(Sözler)第2の言葉 — 二人の旅人の比喩

視線の変容:信仰の光とニヒリズムの絶望

二人の旅人がまったく同じ風景を見つめます。一人は慈悲深い王が導く美しい庭園を見、もう一人は怪物たちが支配する混沌の荒野を見ます。違いは世界ではなく、心のレンズにあるのです。

信仰は光であり、強大な霊的力です。真の確信を得た人は宇宙のいかなる困難にも動じず、その超越的な力によって人生の圧迫から自由であり続けます。 この宇宙を行く二人の旅人を考えてみてください。一人は悲観的で自己執着に囚われ孤立した者、もう一人は良き心を持ち神を自覚する者です。悲観的な者が世界を見るとき、あらゆるものを敵意ある脅威と見なし、すべての出来事を無意味な災難と見、死を永遠の処刑と見ます。彼は自らの世界を生きた地獄のような苦しみの場に変えてしまいます。 しかし目覚めた信仰の人は、宇宙を完璧に整えられた王国と見、あらゆる被造物を目的ある務めを果たす尊い奉仕者と見、死を使命からの栄誉ある退役と祝福された帰郷であると知ります。彼はすべての出来事の中に慈悲深き主の美しい顕現を見出し、自らの生を楽園の庭へと変えるのです...

— Bediuzzaman Said Nursi, 『言葉』(Sözler), 第2の言葉 — 二人の旅人の比喩

哲学的要点

人は世界そのものの中に生きているのではなく、自らが認識した世界の中に生きています。信頼のレンズは、冷笑主義が墓場と見る場所に壮麗な宮殿を見出します。

一問一答解説

Q 信仰は客観的現実を変えるのか、それとも人間の認識のみを変えるのか?

A 信仰は人間の認識を客観的実在の真の姿と一致させます。宇宙は真に意味と配慮に満ちた宮殿であり、冷笑こそがあらゆる原子に働く知恵を見失わせる歪みなのです。